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【社労士監修】30代が生命保険に加入する前に知っておく社会保障!

(※更新日 2020/05/03)

こんにちは、社労士しゅん太郎です。

公的保険に携わり10年が経ちましたが、保険は日々様変わりするので勉強が欠かせません。

私も30代で、民間の保険にもいくつか加入していますが、すでに加入している公的保険を理解せずして、加入することはオススメできません。

なんせ、住宅に関わる費用の次に生涯で多く払うものが保険料だからです。

ましてや30代から加入するともなれば、相当金額になります。

しっかり公的保険を理解した上で、民間保険を検討していきましょう。

しゅん太郎
しゅん太郎
もしかしたら生涯かけて損するかも?

生命保険のプロであるファイナンシャルプランナーに相談する前に、公的保険のプロである社会保険労務士として解説していきます。

  • 30代で生命保険を検討中の人
  • 30代で老後貯蓄を検討中の人
  • 30代で資産形成を検討中の人

もちろん、20代の人にも参考になるので読み進めてみてください。

30代の社会保険の保障ってそもそもどのくらいある?

民間生命保険は、お金を掛ければかけるほど手厚い保障になりますが、それで家計が圧迫されたら本末転倒です。

まず、公的保険保障がどれほどあってどのくらいのサポートをしてくれるか知っておきましょう。

でなければ、生命保険に加入するさいにいくら保障が必要か考えることができません。

しゅん太郎
しゅん太郎
何も知らずに契約すると無駄に払ってしまっているかも‼

社会保険

  • 傷病手当金*
  • 高額療養費
  • 出産育児一時金
  • 障害年金・手当金
  • 遺族年金

*傷病手当金は自営業の人は対象外になります

労働保険*

  • 失業給付
  • 育児・介護休業給付
  • 労災補償(仕事中のケガ)

*労働保険は自営業の人は対象外になります

ざっと、保障額が手厚いものを対象に挙げましたが、この他にも細々とした保障がいくつもあるのです。

今回は、生命保険に影響する社会保険について解説していきます。

収入がなくなった際の、傷病手当金から障害に対する保障に加えて死亡後の年金まで基本的なカバーが社会保険からすでにされています。

今では節税対策ができる私的保険なども増えて、ほけんの窓口に足を運ぶ人が増えてきました。

ほけんの窓口は保険のプロのFPに気軽に相談できることが、魅力の1つですが決してボランティアではありません。

商売上、ほけんの窓口にも売りたい商品があることを頭に入れておきましょう。

売りたい商品が、あなたにとって最適であればいいのですが、本当に最適なのかはあなたがすでに払っている公的保険貯蓄家庭環境によって決まります。

生命保険に入る上では社会保険で万が一のときにいくら保障されるのか知っておくことはやはり必須条件です。

30代は社会保険ででいくら保障される?

それでは、社会保険から一体いくらもらえるのか見ていきましょう。

思いの外、給料保障や万が一のときの年金があります。

それだけでは生きていけるほどの保障ではないですが、かなり助かる額です。

その額を知っていると知らないとでは、民間保険の払う額も大きく変わってきます。

社会保険から保障される額を知ることで、どの程度の生命保険に加入すればいいのかが見えてくるはずです。

ケガや病気の際の30代の傷病手当金は?

まず、ケガや病気に対してすぐさま保障してくれるのが【傷病手当金】です。

傷病手当金は、休業の4日目1年6か月(最長)まで給料3分の2を保障してくれます。

よくCMなんかで入院1日目から保障といったフレーズを聞くかと思います。

はっきり言って3日間有給を消化すれば、その後は傷病手当金が給料のカバーをしてくれるのです。

しゅん太郎
しゅん太郎
それも1年6カ月間も‼

それほどのケガや病気ともなれば、よほどのケースでない限り起こりえません。

もちろんそんな時の為に備えて、生命保険に加入するのですが傷病手当金の金額や期間を知らないと選択する保険が異なってきます。

単純に、給料の2/3が1年6か月も保障されるのなら貯蓄でなんとかなるなという人もいるかもしれません。

そうはいかないにしても、収入的観点だけで考えれば残りの1/3程度を生命保険で保障ができれば、1年6カ月間はこれまでと変わらない給料を維持できるということです。

しゅん太郎
しゅん太郎
月の給料を超えるような収入保障は保険料払い過ぎかも‼

とはいっても、入院費用なんかも掛かるし給料が保障されただけでは心もとないです。

つまり、ケガ病気のための保険入院費用給料1/3をしっかり意識して保険を選びましょう

保険は最低限必要な部分を積み上げて作るもの‼

30代は手術をしても社会保険で8万程度で済む‼

30代の平均年収前後であれば、万が一の手術費用は自己負担が約8万円程度で済みます。

それ以上の費用は、社会保険が全て保障してくれるのです。

平均収入以下だった場合は、さらに上限額が低くなるので手術に対する費用は抑えることができます。

手術の時期が決まっている場合は事前に申請しておくと自己負担額だけです。

しかし、事後手続きとなるととりあえず全額負担後に、後日返金となるので一時的な大きな出費が発生するので注意しましょう。

 

30代で障害・死亡した場合の社会保険の内容は?

生命保険を考えるときに、ケガや病気に対する医療保険やその他に死亡保険など、あなたの人生網羅的に保障できるよう考えます。

その他にも、老後に備える貯蓄性のある個人年金保険なども考えていったら、あれよこれよと月々1万2万と膨れ上がっていくでしょう。

30代にとって老後まで先は長いので、私は万が一のときも自分が安心して天国にいけるように、現在は死亡した場合のことを考えて手厚くしています。

しゅん太郎
しゅん太郎
小学生2人の親としてまだまだお金がかかるので‼

ですが、社会保険や国民年金を払っていることで障害年金・一時金や遺族年金があることを忘れないでください。

ちなみに私は、死亡保険として亡くなった日から60歳までの月々8万円貰えるように設定しています。

30代で死亡したら遺族年金はいくら?

生命保険を考えるさいに、亡くなったときのリスクも考慮した保険の検討が必要です。

遺族年金があることを踏まえた死亡保険の商品を選ぶ必要があります。

しゅん太郎
しゅん太郎
死亡保険は貯蓄が十分にない間は手厚い方がいいかも‼

私は、マイホームを購入時の費用に合わせて、妻が専門学校に入学したので貯蓄が大幅に減少中、、、(ちなみに妻は同い年の30代)

ということもあり、現在は死亡保険は結構手厚い額で契約しています。

遺族年金の例

夫が死亡した場合
死亡時までの平均月収30万円

遺族基礎年金

  • 妻(1子) 年間約100万円
  • 妻(2子) 年間約120万円
  • 妻(3子) 年間約133万円

遺族厚生年金*1

  • 妻*2    年間約37万円*3

*1:遺族厚生年金は会社員と公務員
*2:子の数は関係ない分長期間貰える
*3:遺族厚生年金は生涯貰える

平均的な収入で子供が1人であっても、約150万円は年金として貰えることも踏まえると死亡保険の額も自ずとどれくらい必要か分かってきますね。

かりに、奥さんが共働きで収入が高ければ、そこまで手厚い死亡保険はいらないかもしれません。

遺族年金は多少複雑なので、具体的な内容は別記事で紹介しています。

遺族年金!どこよりもわかり易いルールまとめ!【社労士監修】(※更新日 2020/04/18) こんにちわ、社労士しゅん太郎です。 生命保険に加入するときに、いくらお金を残せばいいのか悩みます...

30代でも障害に対して年金や一時金はいくら?

ケガや病気の結果、障害が残ってしまった場合には、症状の度合いによって年金として障害年金を貰うことができます。

障害年金の例

障害基礎年金の額

  • 1級 年間約97万円(加算額)*1
  • 2級 年間約80万円(加算額)*1

*1:1子、2子につき年間約22万円
  3子~年約8万円の加算

障害厚生年金の額*2

障害時までの平均年収30万円

  • 1級 年間約84万円*3
  • 2級 年間約70万円*3
  • 3級 年間約58万円*4

*2:会社員と公務員が対象
*3:65歳未満の配偶者がいる場合
*4:最低保証額(58万円)

かりに、子供1人の30代夫が(自営業)が障害等級1級に該当すると障害基礎年金の年間120万円に対し、会社員の場合は厚生年金も上乗せになり約200万円となる。

厚生年金に加入していると、会社も負担してくれていることから手厚さに差が出てきます。

しゅん太郎
しゅん太郎
基礎年金と厚生年金の1級2級の判断基準は一緒だよ‼

厚生年金の場合はさらに3級まであり、対象にならなくても障害手当金を受給できます。

万が一に入る生命保険ですが、検討するさいに決して無視できない額です。

 

30代が生命保険に入る前の社会保険の保障まとめ

これまでのことを整理していきましょう。

30代が考えるべき保険

  • ケガや病気のさいの医療保険
  • 万が一の死亡保険
  • 老後の貯蓄に備える

老後なんてまだ早いと思うかもしれませんが、確実に訪れるものなのでしっかり備える事をオススメします。

しゅん太郎
しゅん太郎
30代から老後資金を考えるとだいぶ楽になるよ‼

ケガ病気医療保険

ケガは年齢関係なく起こりますが、病気は若いうちは可能性として低いことから手厚くしすぎる必要もないと思います。

  • 傷病手当金で給料の2/3が保障
  • 高額療養費で自己負担8万円程度
  • 入院時の食事代ベッド代を考える
  • 給料の保障部分は1/3分を考える
  • 貯蓄に不安な時期は多少手厚く

万が一の死亡保険

なにより考えたくないものですが、残された家族の為には必ず考えとかなければならないものです。

  • 国民年金で100万円程度は貰える
  • 厚生年金加入者はさらに上乗せ
  • 共働きなら妻の収入を考慮する*
  • 若いうちは子供の学費も考慮

*:遺族年金は夫はあまり期待しない

老後貯蓄に備える

30代から始める事を、強くオススメします。

そんな余裕がないと言わず、数千円から始められるので少額でも始めましょう。

  • 30代から少額でも始める
  • NISAやiDeCoを活用

30代にiDeCoは必要?老後の為に加入すべき人とそうでない人!【社労士監修】(※更新日 2020/05/20) こんにちは、すでに老後を考える30代の社労士しゅん太郎です。 そこで注目されているiDeCoにつ...

今はネットで簡単に自分にあったカスタマイズが出来ますが、色々な商品がありすぎてよくわからなかったりします。

これらの社会保険の最小限の保険を理解したうえで、生命保険のプロに相談してみましょう。

しゅん太郎
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そして、数年おきの保険の見直しを忘れずに‼

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しゅん太郎
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