(※更新日 2020/03/30)
どうも、社労士しゅん太郎です。
突然ですが、大学のへの進学、卒業、新卒と資格取得を天秤にかけていませんか?
私も、就職活動のピークである大学4年生のときに天秤にかけました。
その結果、新卒での就職ではなく資格取得を選びました。
そう、大事な大事な新卒という価値を捨てて資格取得に挑んだのです。
- 新卒として就職すべき?
- 新卒で就職せずに資格取得を目指したい
この他にも、就職と資格取得を天秤にかけて悩む人もいるでしょう。
そんな悩みについて、新卒での就職を捨てて資格取得を目指した【実体験】を踏まえて紹介していきます。
結論から言わせていただきます。
なぜ、新卒の就職がそれほど大事かという点も、私の実体験を踏まえて書いていきます。
Contents
新卒での就職を捨てて資格取得に専念した自分!
まず、簡単に私が新卒での就職を捨てて、資格取得に専念した経緯に触れたいと思います。
大学4年生になると、周りが就職活動を始めたこともあり、私もその流れにのって開始。
むしろ、バイト先の先輩が有能で刺激され、早めの就職活動を始めました。
しかし、今振り返ると単なる就職活動ごっこでしかなかったです。
- まともな自己分析もしない
- そもそも分析の仕方がわからない
- 分析しないから業種もしぼれない
- 周りがやっているからなんとなく
- 周りは内定が決まっていく
- 決まらない自分に焦る
- 空回ってやる気をなくす
と、まさにマイナスの就職活動あるあるの悪循環に陥っていました。
さらに追い打ちで、私がやる気を無くしている間にサブプライムローン問題で大不況!!
内定取り消しなんて問題も起きて、世の中ではわざと留年する学生や大学院生になる人がでるほどでした。
大不況で、さらにやる気を無くし私はバイトや遊び三昧の日々でした。
しかし、偶然にも社会保険労務士という資格を知って、就職活動へのフラストレーションをぶつけることにしたのです。
やりたい事も自分で見つけられず、売り手市場の年に内定1つまともに取れない。
やっと自分自身で頑張る矛先を見つけられたのです。
これも今振り返ると、就職活動への逃げだったのですが、、、
新卒の就職活動からの逃げとはいえ、フラストレーションは相当のものだったらしく社会保険労務士試験に無事1発合格!!
始めて自分を認めた瞬間でした‼
そんな自信に満ち溢れたフリーターの私は、難関資格をひっさげて、いざ就職活動に挑みました。
新卒は就職活動にとってプラチナ!資格はオマケ!
私は大学4年のときに、社会保険労務士資格の取得を目指し、卒業した年に試験に挑みました。
つまり、新卒というプラチナチケットを無くしたフリーターです。
新卒だろうと、フリーターであろうといずれは就職活動をしなければなりません。
そんなことは、社会保険労務士資格を目指す時点て知っていたのですが見てみぬふりをしていたのです。
新卒の就職を捨てるのなら資格の合格をゴールにしない!
これは強く言いたいことです。
下記の2つはしっかり意識しましょう。
- 絶対成し遂げる信念
- 資格取得後の明確なビジョン
この2つは絶対に持ってください。
私は、「絶対成し遂げる信念」はありました。
しかし、「明確なビジョン」を持っていなかったのです。
その結果、資格取得後の就職活動でまたもや新卒の時と同じようにつまづいたのです。
資格を取得しても新卒の就職活動を何よりも企業は優先!
「難関資格といっても実務経験がないなら人材としての価値はない」
「資格をもっていても新卒でもないしフリーターは必要ない」
そう言われているようで、またシンドイ就職活動が始まりました。
ここで問題が起きたのです。
- 大手企業は新卒学生の方からエントリーしてくれる
- 中小企業は実務経験を持った即戦力が欲しい
そんな中、私は実務経験のない社会保険労務士資格をもったただのフリーター、、、
どちらにも当てはまりません。
もちろん、この2択が全てではないです。
ですが、先ほど挙げた【明確なビジョン】がない若者は視野も狭くなってしまいます。
まさに、私は視野が狭い状況に陥ってしまいました。
だからこそ、新卒の就職を捨てるなら資格合格の先を明確に見据えてほしいのです。
でも、安心してください。
明確なビジョンがないことでマイナスになってしまうこともありますが、あなたを求めている企業は必ずあります。
現に、私は社会人歴10年がたち、今では課長です‼
新卒就職を捨てても資格努力はあなたを見捨てない!
新卒での就職を捨てて、資格取得に挑んだ私はことごとく不採用。
サブプライムローン問題での大不況の翌年だったこともあり、採用には慎重な企業が多かったのでしょう。
資格取得で自信に満ち溢れた私の心を、新卒の就職活動のときのように削る削る、、、
そもそも、地元で働きたいという条件が求人の数を減らしてしまっていたのも理由ですが、、、
新卒の就職活動は開きなることが大事だったと資格で学ぶ!
皮肉なことですが、社会保険労務士資格を取得したことで、今では新卒採用の面接を担当しています。
新卒の就職活動がうまくいかず逃げ出した私が、採用か不採用かの判断をしているのです。
でも、採用する側にたって気づきました。
「そんなことない!」と学生に怒られそうですが、誤解しないでください。
社会人としては、まだなにも出来ないということです。
私が、新卒の就職活動時に考えていたことは自分は何がしたいんだろうよりも、自分は何が出来るのだろうでした。
そんなシンプルなことも気づかずに、私は新卒の就職活動をしてしまっていたのです。
新卒の就職活動から解放された今となれば、いくらでもしたいことが出てきます。
企業が面接で求めているのは、これまで出来たことではなくてこれから何がしていきたいのかポジティブに話せる学生なのです。
資格取得は立派な努力だけれど新卒の就職活動とは別物!
もし今、新卒での就職活動に悩みすぎている学生がいるのならどうか開き直ってください。
ポジティブな開き直りは、悩みながら活動するあなたを確実に明るくさせます。
例えば、【弁護士】という資格は代表する超難関資格があります。
弁護士資格を持っているだけで確かに周りはスゴイと評価するでしょう。
しかし、あなたが輝いてなければそれは武器である弁護士資格だけが輝いているだけになります。
これは、実体験として弁護士資格を持った既卒の第2新卒の子を面接したときに感じたことです。
本当にすばらしい努力をしたはずの子が、これから先なにをしたいのか明確にビジョンを抱いてないことで採用には至りませんでした。
私が取得した社会保険労務士資格は、弁護士ほどの難関資格ではないですが100人に数人しか受かりません。
その努力を上手く活かさなかった私は、やはり10数社不採用が続きました。
資格をアプールしていたにすぎないのです。
弁護士資格を取得した彼には、自分を見ているようで応援したくなりました。
しかし、どうしても利益に繋がる有能な人材を取ることが求められる企業の立場として、彼を採用できませんでした。
新卒の立場として、就職活動に悩みに悩んでいる学生はたくさんいると思います。
どうか無意味に悩みすぎないでください。
私のように価値ある新卒の就職を捨てて欲しくないのです。
結果、私はなんとか資格を取得して就職をしていますが、本当に目指したい資格であれば社会人になっても取れます。
「いや、資格を取得してこうなりたいんだ!」
と、明確なビジョンを抱ける人のみ新卒を捨てて下さい!