(※更新日 2021/01/21)
どうも、社労士しゅん太郎です。
社会保険労務士として働いて、早10年になるのでだいぶ私も歳を重ねたなと感じております。
社会保険労務士(社労士)は、どんな仕事なのかは一通り理解してきたつもりです。
ということで、社労士に興味を持っている人にどんな仕事なのかを紹介していきます。
・社労士はどんな仕事?
・社労士はどんな人に向いてる?
Contents
社労士って国家資格?
社会保険労務士は、国家資格の1つであり【独立系】の資格として位置づけられています。
独立系の資格
- 弁護士
- 司法書士
- 公認会計士
- 税理士
- 社会保険労務士
- 行政書士
社労士は、独立系の資格ですが企業~フリーランスと幅広く活かせる資格です。
これからの時代、働き方が多角化していくなかでとても大きな武器になるのが社会保険労務士の資格です。
まずは、その社労士がどのようなところで働いているのか紹介します。
- 勤務社会保険労務士
- 開業社会保険労務士
- 特定社会保険労務士
企業で働く勤務社労士
会社で働く社労士で、企業の社員の管理や就業規則など働きやすい環境を整えます。
ちなみに私も、勤務社労士として総務部で働いています。
- 企業に雇われているので安定
- 資格手当がもらえる企業もある
- 昇進の後押しになる
- 転職にも役に立つ
勤務社労士の最大のメリットは、安定しているという点です。
独立も意識しながら、勤務社労士として働けるのはとてもメリットがあります。
さらに、法改正による改善対策などでアピール機会も大きいので昇進の後押しも可能です。
ちなみに転職サイトに社労士として登録したら、スカウトは殺到しました。
勤務社労士としての年収などを洗いざらい紹介しているので参考までに。

開業意識があるなら、社労士法人で働くことでスキルを早く身につけることができます。
- 企業の範囲内でしか働けない
- スキルの向上が開業社労士より遅い
- 給与が固定的になりがち
勤務社労士は安定なのが魅力の反面、給与は固定的になりがちです。
開業社労士ともなれば、実力次第では1,000万円プレイヤーにもなれます。
ちなみに勤務社労士は、副業として事務所を出す場合は開業登録が必要になるので注意しましょう。
初期費用が安い開業社労士
社労士の資格は、位置づけとしては独立系の資格とされています。
- 自分の裁量で仕事ができる
- 実力次第で収入が右肩上がり
- スキルの向上が早い
- 初期費用が少ない
労働関係の法改正は、本当に目まぐるしいので社労士はかなり需要が高まっています。
これからのフリーランスな働き方に上手く対応できる資格といっていいでしょう。
実力次第では大きな成功を掴める可能性があります。
なんといっても、開業社労士は自宅を事務所とできるのでかなり初期費用を抑えられます。
- 顧客がとれないと収入がない
- 軌道に乗るまでは貯蓄が重要
当然ですが、開業社労士は経営者として完全なる自助努力です。
顧客をつかみ取らなければ収入0なので、デメリットになるでしょう。
特定社会保険労務士
徐々に、働き方改革なので社労士の認知度も広がってきましたが特定がつくと知ってる方も少ないのではないでしょうか。
簡単に言ってしまえば、ワンランク上の社労士です。
これは開業社労士の延長の資格となります。
厚生労働大臣の定める研修を受け、「紛争解決手続代理業務試験」に合格することで
個別労働関係紛争を「あっせん」という手続きにより迅速に労働トラブルの解決を図ることが出来ます。
開業する方であれば、取得しておくことをおすすめします。
とても難しい案件も扱うことになりますが、仕事の幅が増えて社労士としての花形の仕事といえます。
以上が、大まかに分けた社労士の立ち位置です。
勤務社労士 | 企業で安心して働きたい人向き |
---|---|
開業社労士 | 独立意欲が高く起業したい人向き |
特定社労士 | 起業して更に上を目指せる |
社労士はどんな人も相性が良い
勤務社労士として働いていますが、ここ最近本当にどんな人にも相性がいいなと感じるようになりました。
- 事務職のスペシャリスト社労士
- 営業職のスペシャリスト社労士
- 知識を活かしたフリーランス社労士
ではどのように、相性が良いのか理由を見ていきましょう。
事務のスペシャリスト勤務社労士
事務職としてスペシャリストになりたい人はまさに社労士資格が抜群です。
企業が社員を雇うことで、様々な義務が発生します。
- 保険関係の取得喪失
- 働きやすい制度作成
- 就業規則のメンテナンス
- 安全配慮義務
企業内にいることで、開業社労士にもわからない細かなことまで目が行き届きます。
勤務社労士として働くことは、企業にとってとても大きな存在になるのでとことん活かしましょう。
営業のスペシャリスト社労士
開業社労士となれば、事務スキルだけでは成り立ちません。
社労士は事務系の要素が強い資格と思われがちですが、開業社労士ともなれば営業スキルは必須です。
これまで営業しかしてこなかったとしても、開業社労士としては最も重要なスキルになってきます。
- 営業スキルで顧客を勝ち取る
- 営業で培った人脈を活かせる
- 開業は事務スキル以上にまず営業力
むしろ、総務部一筋できてしまった自分からしたら営業しかしてこなかった人がうらやましすぎます。
営業スキルも身につけていたら、一念発起して開業なんてことも夢見たかもしれません。
結婚して子供2人&住宅ローンの身なのでビビッて開業社労士なんて今は無理です。
自由気ままなフリーランス社労士
フリーランスって響きいいですよね。
私はフリーランスに憧れて、足掛かりとしてブログをやっていますが社労士資格は非常に役に立ちます。
フリーランスといってもなにも遊んでいいわけではありません。
働き方の自由度がエグイということなので、働く法律を知り尽くした社労士知識はフリーランスにかなり役に立ちます。
- フリーランスで働く知識を発信
- 社労士資格を活かしてSNSを活用
- 社労士の特化ブログ
などなど、社労士知識はあなたのしたい働き方に必ず活かせるでしょう。
現に私は、社労士ブログで多少ですが収益を得ています。
ぜひ社労士を目指してみては?

私がもう一度社労士試験を受けるならアガルートです

自分にあったキャリアアップを目指せる
資格を取る目的としては、やはりキャリアアップが目的ですよね。
中には趣味でという方もいるかもしれませんが、社労士に関しては趣味で取れる程楽ではありません。
それ相応の努力と時間が必要になります。
どんな方でも社労士に向いてると前述した通り、キャリアアップにも自分に合った立場で目指すことが出来ます。
社労士資格を持った人材を総務部で活かさない手はないですから、望み通り総務関係の部署に着くことが出来るでしょう。
そして、資格が難関であるからこそ持っているだけで目立ちます。
その目立ちをいい意味で活かして、着実に実務を積み上げることで役職も上がりいずれは所属長にもなる後押しをしてくれるはずです。
開業ともなると弁護士や公認会計士、税理士といった士業と同じようにライバルがたくさんいるなかで生き残っていかなければなりません。
そこでキャリアアップを目指すのはとても大変で努力が必要です。
しかし、開業社労士といっても社労士の仕事は多岐に渡ります。
給与計算に特化、助成金に特化、年金に特化、コンプライアンスに特化と得意分野が人それぞれあります。
そこに、得意分野関連の資格を取得し知識を付けることで自信に得意分野に特化したキャリアアップが目指せるでしょう。
人だけではない!他資格との相性も良い社労士!
社労士はどの資格とも結びつきます。
なぜなら。
どの資格だろうと、働くために資格を身につけるますよね?
しつこいですが、社労士資格は?
ということで、どんな資格とも相性抜群なんです。
勤務社労士に相性の良い資格
それでは勤務社労士にとくに相性の良い資格を見ていきましょう。
勤務社労士
- 簿記
- 衛生管理者
- ファイナンシャルプランナー
- メンタルヘルスマネジメント
- 個人情報保護士
- キャリアコンサルタント
ざっと挙げるとこれだけあります。
というか、勤務社労士の私が欲しい資格ばかりです。
経理の仕事もすることが多いので、簿記はかなり役立つのは間違いないです。
さらに衛生管理者を雇うのも会社の義務なので評価に繋がります。
開業社労士に相性の良い資格
続いて開業社労士の相性の良い資格。
当然先ほど紹介した資格に加えてということです。
開業社労士
- 特定社労士
- 中小企業診断士
- 行政書士
- ファイナンシャルプランナー
- 産業カウンセラー等々
- 税理士等
特定社労士に関しては、開業したら是非取るべきかと思います。
ちなみに中小企業診断士の資格をとったら鬼に金棒です。
非常に相性がいいというかエグイです。
そもそも、社労士を求めらるのが中小企業や零細企業が基本です。
大手だと、自社で勤務社労士を雇っていたりするので余程敏腕な社労士事務所でないと契約は勝ち取れません。
社労士が求められるニーズにマッチングした中小企業診断士 、
その他では、FPもおすすめです。
社労士の分野は公的な部分で基本です。年金でいえば国民年金や社会保険となります。
そこにFPの私的保険の知識も踏まえて説明することで、顧客のライフプランに寄り添ったアドバイスをすることが出来ます。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
社会保険労務士目指してみようかなと少しは思って頂けたでしょうか?
ちなみに、私自身の高校時代の偏差値は50以下です。
そんな私でも取れるのですw
もちろん努力をすればですが。
社労士の資格のポイントとしては、
- 資格を自分にあった立場で活かせる
- 自分の働き方にあったキャリアアップが出来る
- 他資格を取得して得意分野に特化出来る
このように自分に合った色を出せる資格です。
『働き方改革』などで労働環境が変わりつつあります。
今後より一層、注目される資格であり立場です。
是非、一緒に社労士として日本の労働環境を改善していきましょう。

