(※更新日 2020/05/06)
こんにちは、社労士しゅん太郎です。
社会保険労務士歴10年になりますが、目まぐるしく法改正があり日々知識の更新を欠かせません。
社会保険労務士試験を受験する人は8割が何かしらの資格予備校に通っています。
そんな中、費用をあまりかけずに独学で目指したいと思う人に大事な点を紹介していきましょう。
- 独学で合格できるのか?
- 費用をあまりかけずに合格したい!
結論から言わせていただきます。
ってなところを、大手資格専門学校に通学講座を選択した偏差値45の私の【実体験】も踏まえて解説していきます。
Contents
独学で合格!社会保険労務士試験の方法を知ろう!
やみくもな勉強方法では、難関資格である社会保険労務士試験の合格には無理です。
独学ともなれば勉強方法に効率は必須条件。
まずは、社会保険労務士試験がどのような試験方法なのかを理解して勉強方法の対策をしましょう。
社会保険労務士試験は、1日がかりで2つの試験方法で合否を判断します。
選択式試験】
午前の【択一式試験】
午後の【社会保険労務士試験の選択式は独学にとって鬼門!
まず、選択式試験の内容から説明します。
選択式試験は、8科目を5問づつに分けた40点満点で採点。
文章形式で、5つの空欄に20個の選択肢から解答を選ぶことになります。
社会保険労務士試験ならではの【足切り】というものがあり、すべての科目ごとに3点以上取らなければなりません。
(※救済処置があるが頼ってはいけない)
社会保険労務士試験の受験生の大半は、午前中の選択式試験で涙をのみます。
特に、【労働一般】【社会一般】が鬼門です。
社会保険労務士試験の択一式は独学・予備校関係ない!
択一式試験は、7科目(10問づつ)に分かれて1問につき5択から正誤判断していく採点方法です。
7科目×10問で計70問なのですが、1問につき5問の正誤判断をしなければなりません。
実際は、70問×5問で350問の正誤判断をする必要があります。
午前中の選択式試験の80分に比べて、非常に長丁場。
なんと210分、、、時間にして3時間30分、、、
選択式試験とは違った、集中力といった試験対策が必要となります。
足切りについては、科目ごとに10点中4点以上とハードルは案外低めです。
社会保険労務士試験を独学で合格する方法
まず、独学で社会保険労務士を目指す場合に頭に入れておいてほしい事が2つあります。
それは、1つの【意識】と1つの【行動】です。
独学は社労士試験で満点を狙わない
まずは意識です‼
独学で行く場合は、満点を狙わない意識は欠かせません。
独学の市販教材だけだと資格予備校のサポートにかないません。
資格予備校のサポートがあれば満点に近い結果も狙えるでしょう。
ですが、そもそも満点なんて狙う必要はないのです。
簡単な話、全科目を丸暗記してしまえば100%合格できます。
しかし、膨大すぎる範囲を丸暗記は現実的に不可能‼
前述したように、合格ラインに全ての科目が達していればいいわけです。
それに社会保険労務士の試験方法は、かなりシンプルです。
選択するか、〇×を探すだけなので、資格予備校・独学関係なく答えられる試験方法なのです。
独学だと社労士試験の法改正は対応出来ない
続いて、行動です‼
これは、社会保険労務士は法律関連の資格で、特に法改正が多い試験と言われています。
はっきり言って、この法改正をしないとただでさえハードルの高い独学での合格が遠のきます。
こればっかりは、直前に資格予備校や色々な所で法改正対策講義があるので費用を払って参加しましょう。
独学で合格を目指すためには、試験直前に法改正情報を知るのは絶対に必要なことです。
法改正箇所が、選択式で出たら合格はかなり難しくなります。
社会保険労務士試験の独学合格に向いている人は?
社会保険労務士試験の勉強は、どうしても長丁場になります。
無理して独学した結果、不合格。
諦めきれず資格の専門学校に通いだすとなれば、時間がもったいないです。
そこで独学に向いている人と向いていない人を線引きして自身の着実な合格への道をしっかり見極めましょう。
独学で社会保険労務士試験に合格できる人
まずは、独学で社会保険労務士試験に挑める人のポイントを紹介していきましょう。
- 自分の勉強方法を明確に持つ人
- 勉強時間に余裕がある人
- 情報収集にたけている人
- そもそも頭が良い人
上記に当てはまるのであれば、独学でも十分可能でしょう。
しかし、冒頭でも説明しましたが、独学に近い方法で合格が可能と伝えています。
というのも、3番目にあげた情報収集が大事になってくるからです。
社会保険労務士試験は、法律改正がつきもので、情報収集が非常に重要になります。
残念ながら、参考書は過去に作られたものである以上、法改正の情報収集は自分で行う必要がでてきます。
例えば、法改正点が選択式試験にでたら目も当てられません。
選択式試験は前述しましたが、足切りラインが非常にシビアです。
せっかく他の科目は合格ラインでも、法改正された箇所で足切りされたら悔やんでも悔やみきれません。
対応策としては、試験日の1か月~2か月前から資格の専門学校では法改正対策と銘打った講座を設けています。
そこで費用は発生しますが、数千円~数万円で対策できます。
私は、通学コースを選びましたが講義中はほとんど寝ていましたw
「絶対独学」だけと思わずに活用できるものは、活用して合格につなげましょう。
意固地になりすぎて、独学だけの結果、2年3年と時間をかけるよりは間違いなく効率的です。
さらに大手の専門学校は、模擬試験にも数千円で参加できます。
社会人として、1年以上働いていれば大半の人は教育訓練給付金の申請が可能です。
別記事で、対象か確認してみて下さい。

試験が1日と長時間になるので、慣れるために最低でも2回は絶対受けておきましょう。
独学で社会保険労務士試験に合格できない人
続いては、社会保険労務士試験に独学で挑んではいけない人に触れていきます。
- 生真面目な人
- 計画的な勉強が苦手な人
- 暗記ものが大の苦手な人
- 分からない箇所は聞きたい人
- 講義を受けて安心したい人
- お金に余裕がある人
ここに挙げた人は、正直独学は向いていません。
効率が向いてないタイプと言い換えてもいいです。
挙げた条件に当てはまる人は、本気で合格を目指すなら資格予備校に通うことを教材を選びましょう。
満点ではなく、いかに効率よく合格ラインを目指すかが独学の場合は大事なので、全部を理解しようとする姿勢はかえってマイナスです。
勉強方法については、別記事で紹介しているので参考に読んでみて下さい。
