(※更新日 2021/02/11)
1科目でも基準点を下回れば不合格という厳しい社労士試験。
社労士試験に合格するには、効率の良い勉強方法が大事になります。
私が社労士試験を一発合格した学習ペース&勉強方法を紹介していきます。
資格★合格クレアール
科学的・合理的・経済的に資格試験の合格が目指せます!詳しい資料を無料で急送します。
Contents
社労士試験の学習期間1年のペース
まずは、社労士試験を合格するために推奨する学習期間があります。
時間数でいうと、1000時間程度は社労士の合格基準に必要となります。
この必要な時間数を3か月で乗り越えた猛者もいるので期間の短縮は可能です。

社会人が多く受ける社労士試験なので、しっかりスキマ時間を活かして学習していきましょう。

社労士試験の科目を把握して学習ペースを決める
まずは科目ごとの全体を把握することで学習ペースをイメージすることが大事です。
社労士試験の科目を見ていきましょう。
社労士試験の科目
- 労働基準法
- 労働安全衛生法
- 労働者災害補償保険法
- 雇用保険法
- 労働保険徴収法
- 労働に関する一般常識
- 健康保険法
- 厚生年金保険法
- 国民年金法
- 社会保険に関する一般常識
社労士試験は、10科目すべて合格基準点をクリアする必要があります。
労働と社会保険の2つに分かれており、太文字の科目が学習ボリュームも多いです。
理解度は5割~6割でかまいませんので、1科目ごとに学習を完結してください。
社労士試験はまず全科目を1周する
社労士試験の学習方法として、注意点があります。
理解が追いついていないからと、1科目づつ丁寧に学習しないようにしてください。
まずは確実な理解よりも、全科目の学習を終えることを意識しましょう。
全科目学習を優先理由
- 社労士の全体像を把握する
- 覚えても2周目で記憶は曖昧
- 2周目で吸収率がかなり上がる
ゴール地点を把握せずに、走り続けることはとてもシンドイものです。
ゴールまでを一度体感することで、ペース配分を身につけることが可能です。
1周目を早めに体感することがなによりも大事なんです。
それに、1周目を丁寧に学習しても最後の科目が終わるころには最初の科目をほとんど忘れています。
1周目は、こんな科目か程度(6割くらい)で学習してしまいましょう。
テキストではなく問題集で理解
社労士試験に合格した人には、共通点があります。
一通り学習すると、何となくでも解答できるのが社労士試験の利点です。
テキストで理解した6割程度の知識を、問題集で形にしていくことが社労士合格へのカギです。
- 問題文で用語を覚える
- 解説でテキスト理解を深める
科目の大枠を理解していれば、解説で理解が深まるので問題集がとても効率的な学習になります。
それが、6割でいいから全科目を1周する理由です。
社労士試験までの学習スケジュール
私が社労士試験を一発合格した学習スケジュールを紹介します。
一発合格の社労士学習スケジュール
1年~8か月 | 全科目を1周 |
---|---|
8~6か月 | 過去問を解きまくる |
6~4か月 | 苦手科目重点の2周目 |
4~2か月 | 過去問を解きまくる |
2~1か月 | さらに苦手を絞って3周目 |
1~試験日 | 法改正&白書対策、過去問 |
私はこの学習スケジュールで社労士試験を合格しました。
全てを参考にする必要はありませんが、2・3周目の学習は意識するポイントがあります。
2周目以降は、ある程度テキストを進めたら過去問を刻みで取り入れていきましょう。
私は、テキストを20~30ページ進めたら過去問の繰り返しで理解を実感していました。
着実な理解したという実感を得る事が、後半のモチベーション維持のカギになります。
社労士試験の1周目の全科目学習ポイント
続いて、社労士試験の1周目の学習ポイントを紹介していきます。
1周目の学習は、科目の大枠を知るという点では非常に大事です。

細かな箇所まで時間をかけないように、1周目の学習ポイントをあげていきます。
1周目の学習加減を☆で紹介するので、参考にしてみて下さい。
1周目の学習ウエイト
労働基準法 | |
---|---|
労安法 | |
労災法 | |
雇用保険法 | |
徴収法 | |
労働一般 |
労働保険の学習ポイント
社労士試験といえば、労働基準法から学習が始まります。
働くための基準を定めた法律で、自身の労働環境をイメージして学習できる科目です。
労働基準法の学習ポイント
社労士試験の学習の入り口は、労働基準法です。
労基法の学習方法で、続けられるか挫折かが決まります。
まず1周目は自分の職場のルールと照らしながら学んでいきましょう。
法律ではこうだけど、『職場ではこうだ』といった感じで学ぶと苦なく進められます。
労基法は、社労士の本質をしる科目なので自分の働く環境を意識して学習を進めて下さい。
1科目の労働基準法の学習を暗記意識で始めると、先が嫌になり挫折する恐れがあるので注意しましょう。
労安法の学習ポイント
社労士試験経験者の大半は、労働安全衛生法を苦手というか嫌いです。
なんど覚えても、覚えた気になれないのが労安法です。
労安法は、数字のオンパレードで暗記意識でいくと覚えてもすぐ忘れるの繰り返しです。
社員数などに応じて配置させる責任者の名称を覚えて、数字面は過去問で繰り返し間違えて覚えていきましょう。
労災法の学習ポイント
労安法からの、労働者災害補償保険法はとても学習しやすく感じます。
あなたが、実際に仕事中にケガをしたイメージで学習を進めると理解度が進むでしょう。
『このケガだとこのくらいの補償か』『こんなことしていると労災にならないのか』とイメージができます。
自分をイメージするだけで学習が進む科目なので、1周目はケガした時に必要な知識だけ学べば大丈夫です。
雇用保険法の学習ポイント
雇用保険法まで学習できたら、社労士試験も軌道にのってきたと思っていいです。
さらに、雇用保険法は働く上で役立つ情報がまんさいなので楽しんで学習できます。
一度は転職したいと思ったことがあるのでは?
『今の勤務年数で転職するとどのくらい補助がでる』とか、イメージすることでかなり学習が進みます。
その他にも教育訓練給付金など、『そんなにサポートしてくれるの?』と思う知識が目白押しです。
社会人から専門学校への再入学サポート費用など、生活の役にたつ情報ばかりなので1番苦にならない科目かもしれません。
挫折しても、雇用保険法の知識だけは忘れないでほしい科目です。
徴収法の学習ポイント
科目の学習量として、非常に少なめで出題頻度も多くないので1周目は流し読みでかまいません。
労働保険徴収法は、かりに択一式試験で出たとしても点数に大きく響きません。
社労士試験も後半に差し掛かったら、選択式対策を意識して用語を暗記していきましょう。
2周目の学習以降は、しっかり暗記を意識して理解してください。
労働&社会保険に関する一般常識の学習ポイント
一般常識も徴収法同様に、1周目の学習では流し読みでかまいません。
むしろ、ふ~ん程度で読んで終わりにしましょう。
しかし、もっとも甘く見ていけない科目でもあります。
労働&社会保険の一般常識のせいで、社労士になれなかったという人が本当に多いです。
浅く広すぎる科目なので、後半戦の厚生労働白書などを使って一般常識を高めましょう。
1周目は、一般常識に力を入れるくらいなら他の科目に労力を注いで下さい。
社会保険の学習ポイント
続いて、苦手意識を持ちがちな社会保険の学習ポイントを見ていきましょう。
1周目の学習ウエイト
健康保険補 | |
---|---|
厚生年金保険法 | |
国民年金法 | |
社会保険一般常識 |
社会保険は、1科目ごとのボリュームも多くなるので学習に時間を費やしがちです。
社会保険は問題を解きつづければ、かなり得点を稼げます。
私も、1周目の学習では厚生&国民年金は苦手意識を持っていました。
ですが、過去問を解き続けた結果、択一試験では2科目とも満点
労働保険は引っ掛け問題を作りやすい一方、社会保険はしっかり学習すれば解きやすい問題が多いです。

健康保険の学習ポイント
健康保険は、雇用保険と同様にとても生活に役立つ知識が満載です。
学習量が多い割には、なるほどと思いながら楽しんで学べます。
健康保険と言えば、『傷病手当金』です。
傷病手当金は、私生活でケガや病気をした場合の給料がわりになります。
1周目は私生活でケガや病気になった場合、どこまで保障がでるかを軸に考えて得する部分だけ抑えておきましょう。
厚生&国民年金の学習ポイント
1周目の学習で、社会保険を得意と思う人はなかなかいません。
理由としては、1つです。
社労士試験は文系要素が強い資格ですが、厚生&国民年金は若干数学的要素が含まれます。
マクロ経済スライドなんていう訳のわからない箇所が、特に混乱するはずです。
専門用語だけ覚えて、深い理解は余裕があったらしましょう。
もちろん選択式試験の対策として、専門用語はしっかり暗記する必要はありますが、前半戦で理解する必要は全くありません。
どの科目も共通することですが、過去問を繰り返し解くと自ずと理解が進みます。

社労士試験は、簡単に合格できる資格ではありません。
しかし、スキマ時間の積み重ねで間違いなく合格基準に到達します。
諦めないで良かったと思うか
諦めなければよかったと後悔するか
あなたのちょっとしたスキマ時間を、有益なものにしてみませんか?


資格★合格クレアール
科学的・合理的・経済的に資格試験の合格が目指せます!詳しい資料を無料で急送します。