有給休暇が、2年経過すると消滅してしまうことは
知っている方も多いかと思います。
使い切れない、使いづらい日本では毎年大量の有給休暇が消滅していることでしょう。
そんな私も毎年20日間消滅させていますw
でも、なんだかもったいないなと思いますよね。
ということで、使い切れない有給休暇はどうにか出来ないものかとということで
学んでいきましょう。
有給休暇を使いきれない日本を支える全ての労働者
まずは使い切るように努力しよう
まずは、使い切りましょうw
努力というか、権利ですから。
有給休暇は、入社して半年を過ぎると10日付与されます。(正社員並みに働く場合)
そもそも、この10日間を取得するのにも2年間かかりそうですw
それくらい日本の有給取得率は低いです。(現在50%もいっていない)
ですが、冷静に考えてみても取得しようと思えば出来る人はたっくさんいるはずです。
私なんて、気兼ねさえしなければ間違いなく年間20日は取れます。
日本人から気兼ねという概念をなくさせれば80%くらいの取得率になるのではないでしょうかw
とにもかくにも、まずは取得して使い切るように努力しましょう。

それでも使い切れない有給休暇はいずこへ
ただ、それだけのこと・・・
その有給休暇、買い取ってあげましょうか?
という、茶番は置いといて。
この社長のように、買い取ってあげましょうなんて言ってくれる会社はほぼ皆無でしょうw
ですが、法律でも有給休暇の買い取りは認めれているのです。
どういった場合に認めれらているかというと、
- 使い切れなかった有給休暇
- 退職時の残っている有給休暇
この2パターンです。
これに関しては、取得の抑制を狙って買い取りを常態化している場合は違法に当たります。
まずは、使わせることが企業としてもしなけらばならないことです。
別に辞めるんだから気兼ねもなにもないでしょう?と思われるかもしれません。
ですが、今まで会社で遊んでいたわけではないですよね。
しっかり引継ぎが必要になります。
大抵の会社は、最低でも1ヵ月前までには退職の意思を伝えることになっています。
そこで、たんまり溜まった有給休暇を消化してしまったもんなら引継ぎどころではないです。
そういった場合は、法律でも買い取っても構わないよってことになっています。
買い取りは義務ではない
買い取りは決して義務ではないです。
あくまでも、買い取ってもいいですよ程度です。
言い方が悪いですが、
それを違法だなんだのと主張しても使わなかったあなたが悪いのです・・・
申請したのに取らせてくれなかった結果、有給休暇が残って買い取りしてくれなくても
買い取らなかったことに対しては違法ではないですね。
ですが、申請したのに取らせなかったことが違法になります。
その結果、主張して買い取りへ話を持っていくことは出来ると思います。
しかし、その時点で労働問題に発展して会社と険悪な関係になってしまうと思いますが・・・
そうならない為にも、取れるときにしっかりとりましょう。
【働き方改革】により有給休暇についても、取得しやすいよう法改正されました。
今後は、今まで以上に取りやすくなるはずです。

退職時の買い取り金額は自由?
金額設定は自由。
例えば、有給休暇が40日ある場合(休日が土日)、消化に1ヵ月半から2ヵ月程度かかるでしょう。
となれば、社会保険料も発生します。(下手したら消化しているだけなのに2ヶ月分も)
無駄に経費を発生させるくらいであれば、
引継ぎもあることですし率先して買い取りをしてしっかり引継ぎをしてもらった方がいいと思います。
そして、社員は社員でその点も考慮して買い取り金額の交渉をしてみるといいかもしれませんね。
ちなみに、退職時の買い取りは、賃金というよりも退職金扱いになります。
その結果、税金のルール等も退職金として計算されます。
よほどの退職金でなかれば税金は発生しません。
有給休暇として消化してしまうと、雇用保険料や所得税も発生してしまいます。
その点を踏まえても、退職金になる買い取りの方が社員にとってもいいかもしれません。
ということで、年次有給休暇の買取についてでした。
いつも悩むのが、取得と消化どっちの表現を使えばいいのか迷ってしまいます。
意味としては、在籍時は取得て、退職時は消化って感覚で使っています。
って、使えればどうでもいいですよね。
それでは、また別記事で♪